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営業開発スタッフコラム 第37回 「アンモニア臭対策での可搬式脱臭装置について」

エスポ化学の営業開発スタッフが、不定期でコラムを配信します。
悪臭対策のとっておきのノウハウをはじめ、製品ページではご紹介出来ない情報もお届けする予定です。

テーマ「アンモニア臭対策での可搬式脱臭装置について」

エスポ化学株式会社営業開発部の金澤担当部長のコラム

今回はお客様の工場の工程でアンモニアガスが発生(※常に発生するわけではなく、年に数回)するため、「会社として従業員の作業環境を改善し、きちんと脱臭をして排気したい」とのご相談があり、その対策として弊社よりご提案させて頂いた脱臭装置のお話をさせて頂きたいと思います。

[出荷前検査の一コマ]メンテナンス性を考え、今回は充填型ではなくトレー式を選択

まず最初にこの工場の現状を確認してみると、今まで発生したアンモニアガス(ガス)はそのまま、もしくは送風機で吸って大気中に放出していました。

次にどのようなご提案が出来るか、以下の3点について現場をていねいに確認しました。

  • ガスの発生箇所の確認・ガス濃度の確認
  • 脱臭装置の設置スペース確認
  • ユーティリティの条件

 

その結果、以下のようなことが分かりました。

  • ガス濃度は数十ppm以上あった
  • 既に生産設備があり、据置型での設置スペースが無い
  • ガスの発生箇所が複数ある
  • 排水処理の問題

 

[納品時の試運転]今回、風量も約8m3/minと小さかったため、電源は100Vを選択できました。

上記諸条件を踏まえ、可搬式の活性炭脱臭装置の提案をしたところ、

  • 使わないときは倉庫などに置いておけるので、生産設備への影響はなく問題ない
  • 排水処理の心配もない
  • 臭いの出る箇所に持って行く事で、複数の脱臭装置を設置する必要が無い

という事が分かり、導入に向けてデモ機によるテストを実施する事となりました。

実はここから検収に至るまでに、なかなかの時間を要しました。
ガスの発生は年に数回なので、そのタイミングに合わせてのテストということになるので、タイミングをはかるのが難しく、しかしテストの結果は良好なものでした。

そして、

御見積→お客様の予算取り→翌期での予算実行→装置製作→納品・取説→検収

という流れで、ご相談頂いてからちょうど2年かかりました
時間は掛かりましたが、今回もお客様には満足して頂いたのでわれわれとしても嬉しく思いました。

このようにご相談頂いてから時間を要することもありますが、現場での諸条件確認・お客様のご要望やご予算等をあらゆる方向から検討し、最適なモノをご提案させて頂くよう日々、努力しております。

ニオイで困っているけど、“どうすればいいのかなあ~”、“設置場所がないからなあ~”、etc.あると思いますが、エスポ化学は、皆様の脱臭対策の“旗振り役”としてしっかりとアテンドさせていただきますので、是非ご相談ください。

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