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営業開発スタッフコラム 第24回 「脱臭装置の選び方 -その2-」

エスポ化学の営業開発スタッフが、週に1本くらいのペースでコラムを配信します。
悪臭対策のとっておきのノウハウをはじめ、製品ページではご紹介出来ない情報もお届けする予定です。

テーマ「脱臭装置の選び方 -その1-

コラム担当者は営業開発部副部長の磯野です

 

前回に引き続き、「脱臭装置の選び方」についてお話させていただきます。

第2回目の今回お話しさせていただくテーマは、
「“無臭”は理想、現実的な目標設定をしましょう」です。

弊社では、臭気対策のご相談を日々お受けしています。悪臭はお客様ごとに様々な条件下で発生しているのですが、

「脱臭後のにおいを無臭にしたい」とのご要望が間々ございます。

“無臭”の状態は、ハイスペックの脱臭装置(燃焼脱臭装置や大型活性炭吸着塔)を何台も組み合わせることで、ほぼ可能ですが、その代わり高額な「イニシャルコスト」がかかり、さらにその無臭の状態を継続させるための「ランニングコスト」がかかります。場合によっては製品の生産コストより高額になってしまう可能性も考えられます。

確かに悪臭を“無臭”にできれば、においの問題は解決します。
しかしそれ以上にコストの問題に直面することになるでしょう。

弊社では、お客様に過大なコストをご負担いただくようなプランニングはいたしません。
では実際何から取り組んでいけばよいのでしょうか?

 

最初に検討するべきことは、以下の2点です。

①「悪臭防止法」の遵守 → 「臭気測定(公定法:三点比較式臭袋法)」の実施
②「近隣クレーム対策」 →  「臭気アセスメントサービス」の実施

まずはこれらを行い、お客様の条件下で最も適切な削減目標の設定を行うことからはじまります。

排出口から出た臭気は、出たところから希釈されながら拡散していきます。そのため出たところでわざわざ“無臭”にしなくても十分ですし、法令順守ができている状態で近隣クレームが発生しているのであれば、「臭質を変える」方法(例:「中和消臭」など)も効果的です。

臭気対策として、最初から脱臭装置の設置を決めてしまうと後から多くの行うべきことが発生したり、さらにその手順を間違えると、結果的にオーバースペック(不要な処置を施す)やアンダースペック(十分な臭気削減効果が得られない装置の導入)になってしまいます。

弊社では「臭気測定」から「近隣調査」をはじめ必要な事前調査とデータ取りや、お客様にとって最適な臭気削減目標の設定まで、ご予算に応じて一貫してお手伝いが可能です。是非、お気軽にお問合せくださいませ。

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