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営業開発スタッフコラム 第31回 「海外からフレーバーオイル臭気対策のご相談」

エスポ化学の営業開発スタッフが、不定期でコラムを配信します。
悪臭対策のとっておきのノウハウをはじめ、製品ページではご紹介出来ない情報もお届けする予定です。

テーマ「海外からフレーバーオイル臭気対策のご相談」

エスポ化学株式会社営業開発部の金澤担当部長のコラム

先日“フレーバーオイル”のニオイ対策についてのご相談があり、弊社内でテストを行った際のお話をさせていただきます。今回の案件は、海外の工場からのご相談でした。

臭気に対する規制値は国によってそれぞれ異なるのですが、本件については背景として、

  • (臭気の)規制値は定められていないこと。
  • 既存の脱臭設備は備わっているが、メンテナンス費用がかなりの高額で悩んでいること。

が挙げられていました。ご要望としては、

  • 工場周辺の土地の宅地化が進んだ際に、近隣クレームにならないよう、さらに効率的な脱臭効果を上げたい。
  • 同時に脱臭装置のランニングコストも抑えたい。

というものでした。

そこでまず既存設備が処理風量に対して適切なのかどうかを検証することにしました。
結果、オイルミストを取るための装置については問題なかったのですが、脱臭装置の処理能力が入ってくるガス風量に対して不足していた事が判明しました。

 

 

 

 

吸着剤耐久テーブルテスト

本来ならば現地へ赴き、小型のテスト機を用いて実際に排出されている臭気ガスを使ったテストを行いたかったのですが、現状のコロナ禍の影響で、簡単に現地へは行けません。そこで現地の工場よりフレーバーオイルを送っていただき、上図のような「テーブルテスト」を実施。何種類かのフレーバーオイルについてテストを行い、かなり良好なテスト結果が得られました。今後はメンテナンス作業やランニングコストも踏まえ、実機のご提案にすすみます。

エスポ化学株式会社では、様々な脱臭装置のテスト機を所有しており、今回ようなテーブルテストを行い、具体的な数値で脱臭効果をお確かめいただけるようなデータ提出も承っております。どうぞお気軽にご相談ください。

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